今回の旅でやりたいことがたくさんある中で、4年ぶりに京都北部を訪れたいという強い思いが起きました。すると運命ですね、何人かの年長者が私に同行してくれることになりました。それは楽しく、感動的な旅でしたが、何か物足りなさがありました。私は、地球でのミッションのガイダンスを得るために、そこに行きたかったのです。実は、その数週間前にホルス(光の神)を訪ねたとき、「あなたは魂の使命を終えた、これからは好きなことをしていい」と言われたのです。私は、その自由なアドバイスに少し戸惑い、どうすればいいのかわからなくなりました。それでもっとはっきりさせたくて、2日間かけて京都北部を再び訪れたのでした。神の導きに任せるため、具体的な計画や行動は立てずに向かいました。

初日、主人のコウが高速道路を走って町に入ろうとした時、視界の隅に神社を見つけました。私は強いエネルギーを感じましたが、コウに急に停車してと頼むのは大変危険なので、何も言いませんでした。しかし、ほぼ同時にコウもその神社を見つけ、「今まで気づかなかったから、立ち寄ってみようか」と声をかけてきました。到着してみると、その名も「如意寺」、直訳すると「願いが叶う神社」。伝説によると、ある菩薩が海人に頼んで海からロープを引き、過去7人の仏陀の如意宝珠塔を手に入れたといいます。そして祠を建て、願いを叶える宝珠を納めたそうです。本尊は十一面観音菩薩で、願望成就、病気平癒、眼病平癒で知られています。また、「関西花の寺25ヶ所霊場」の第7番札所でもあり、特に4月上旬から中旬にかけて数百種類の花木や山野草が咲き誇るお寺でした。

如意という言葉は、日本語でも中国語でも、望みのままにという意味です。漢字で書くと「如意」。この「意」という字には、精神的な象徴があるように思うのです。3つの文字で構成されており、一番上は「確立」、真ん中は「太陽」、一番下は「心」です。つまり、自分の望むものを手に入れるためには、心を通して太陽と自分を結びつける必要があるのです。昔は、太陽は神の象徴であり、その中に本当の自分もいます。この神社には、願望を叶えようとする人への明確なメッセージが込められているのです。

30分ほど風景を眺めながらエネルギーを吸収していると、雨が降ってきました。車に飛び乗って再び走り始めたら、数分もしないうちにコウに窓の外を見てごらん、と急かされました。坂道に鹿の赤ちゃんが立っていて、こちらをじっと見ていたのです。(他には一台も車は走っていませんでした)。私たちが車を止めて近づこうとすると、鹿はすぐに向こうを向いて森の中に戻っていきました。その表情と私たちを見ていた眼差しは、忘れられません。

東洋と西洋のスピリチュアルな伝統では、鹿は心の癒しの知恵を表しています。鹿は、優しさ、思いやり、無条件の愛を抱く動物です。鹿の平和的な性質は、神性を象徴しています。

スピリチュアル作家のエマ・ミルドンは、鹿は「自信と成功、そして優しさと気品のバランスをとっている」と述べています。

奇跡のような体験を授かり、祈りが通じました。私の地球のビジョンは、自由と癒しです。私は、自分のビジョンと使命を育むために前進する力を与えられています。私が神と本当の自分との調和に身を置くとき、私の願いは叶うでしょう。

そして、皆さんもそれに続いて、奇跡と驚異に満ちたこの旅に乗り出すことをお勧めします。

何百種類もの花が咲き乱れる4月に、還暦のお祝いに神社にお参りします。今から楽しみです!